2008年5月26日月曜日

オートバイによるまちおこし  <小鹿野町

 2008年5月25日(日) 埼玉新聞を抜粋編集

 最近、秩父郡小鹿野町を訪れると「WeIcome Riders in Ogano?」と書かれた看板やのぼり旗が目につく。一部の〝不届き者〟の暴走で、とかく誤解されがちなライダーを「温かく迎えよう」という、同町の思いが込められている。全国でも珍しい「オートバイによるまちおこし」事業。関係者は「ライダーの〝聖地〟にしたい」と意気込んでいる。

背景には、従来は取得が困難とされてきた大型二輪免許が、教習所で比較的簡単に取得できるようになり、若いころにあきらめていた中高年や女性ライダーの増加傾向がある。

 町は昨年、「来やすく、居やすく、また来たい町にしよう」と同事業をスタートさせた。
 町計画推進室の長谷川伸一さん(50)は「五年ぐらいかけてトレッキングコースなど、環境整備を進めたい。将来は仲間が集える民間のライダーズカフェ、オートバイミュージアムやテーマパークができれば」と夢を語る。