2007年9月27日木曜日
ホンダ、寄居に四輪車工場建設
ホンダは20日、埼玉県寄居町の新四輪車工場に着工し、鍬入れ式を行ったと発表した。
式典には、上田清司埼玉県知事、松永明経済産業省自動車課課長、矢作伸一環境省環境管理技術室室長、津久井幹雄寄居町町長、ホンダからは福井威夫取締役社長など、約100名が参列した。寄居新工場は、年産能力20万台規模で、2010年の稼働開始を目指す。
新工場は、環境面においても、緑地での寄居町固有の植物の栽培や、工場の屋上緑化など、地域社会との共生に向けたグリーンファクトリー活動を加速していく方針。
2007年9月26日水曜日
ときがわ町、「林業ルネッサンスを考える」
ときがわ地元学シンポジウム&交流会「林業ルネッサンスを考える」がときがわ町大野の旧大椚(おおくぬぎ)第一小学校音楽室でおこなわれました。
熊崎実さんが「日本の林業の現状と将来」と題して基調講演しました。
パネルディスカッションにはNPO法人ときがわ山里文化研究所の柴崎光生さん、林業家の森田洋さんらが参加しました。
有機農業を営む笹沼和利さんがコーディネーターをつとめました。
ときがわ町には森林、巨木、清流、温泉、慈光寺などの由緒あるお寺、堂平山天文台などがあり、グリーンツーリズムにうってつけの場所です。
またサイクリングコースとしても有望です。
関口定男町長のお話では、公債比率(国などからの借金)は、夕張市は約30%あるのに、ときがわ町は3%台で全国で12位の好成績につけています。
また産婦の検診は5回まで助成しています。
ときがわ町は、
- 元気な町です。
- 未来のある町です。
- 森林が豊富でエネルギーの自立が可能な町です。
- 毎年温泉などの観光資源の発見がある町です。
- 公債比率が低い健全財政の町です。
「とらねこ」さんのブログを下に転載します。
-----ここから
ときがわ地元学シンポジウム「林業ルネッサンスを考える」に参加
メールで届いた案内に興味を持ち、知り合いの大学教授と参加。
ときがわ町は近くなのに、何も知らなかったのがよくわかった。町の面積の70%が山林で、林業の町。名刺や名札にも木を使っているなど、せきぐち町長の話からも林業再生にかける情熱と可能性を感じた。
岐阜県立森林文化アカデミーの熊崎実さんの講演で理解できたポイント:
・ 1960年は同じ面積で同じ木材生産だった中央ヨーロッパが木材生産を60%以上増加させたのにと比べ、日本は1/3に減少した。
・ 日本は高く売れる木材を小規模生産、ヨーロッパは木材を全て使い切る戦略であった。
・ ヨーロッパは製材、おがくずはペレット化、樹皮はコ-ジェネで電力販売、など捨てるところがない高採算(日本の約10倍)
・ 木材の価格は、世界市場で決まる国際製品だから、コストを積み上げて販売する発想から、市場価格から逆算して生産する方式を志向する必要がある。
・ 環境問題が重視され、化石燃料に限界が見えてきて、持続可能な社会を作るために、太陽エネルギーを使う林業は見直されてくる。
シンポジウムで印象に残った話:
・ 都会の人に来て森に親しんで欲しいが、それを維持するための日常の大変な作業を忘れて欲しくない。
・ 日本の伝統的な住宅建築が、大規模規格型の建設会社優遇で生き残りが難しくなっている。日本の木材の消費サイドとして、150年持つ伝統建築を勧めたい。
・ 高齢化で地域の人だけでは、山村地域を守れなくなってきているので、多くの人に加わって欲しい。
・ 今植林しても、それを切り出してお金にするのは、孫かひ孫の代。
・ 10年間の維持費用ぐらいしか儲からない今は我慢し、いつかで番が来るのを待っている。
林業には国土保全の役割があるから、税金を使ってでも守らなければいけないとのような議論が行われるのかと思っていたが、林業も経済循環していく仕組みを考えれば、再生できる可能性を感じた。
主催者はNPO法人ECOM
http://www12.ocn.ne.jp/~ecom/index.html
今日は賢くなったかな!
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ときがわ町、妊婦検診助成5回に
ときがわ町は、妊婦の検診費用助成金をこれまでの検診2回分から、5回分に増やすことを決めた。同町によると、県内の市町村で、妊婦検診費用助成金を増やすのは初めて。
県内では、県と県医師会などとの契約で検診2回分(1万4110円)を市町村が補助している。今年1月に厚生労働省母子保健課から公費負担を5回分とする ことが望ましいとの通知を受け、同町独自で3回分を補助することに決めた。6日の9月定例会で、92万4000円の検査補助金を盛り込んだ一般会計補正予 算が可決され、10月1日から施行する。
1回分の助成限度額を5000円とし、妊娠前期に1回、後期に2回とする。町民課は「ここ数年で0歳児の人数が半減し、05年度の合計特殊出生率は0・67と県内で最低。なんとか歯止めをかけたい」と話している。ホンダの小川工場で起工式
2007年8月24日(金) Web埼玉
比企郡小川町靱負(ゆきえ)に四輪車用の新エンジン工場を建設する本田技研工業(ホンダ、本社・東京都港区)は二十三日、同所で起工式を行った。岡島敦子副知事、笠原喜平小川町長、ホンダからは山本卓志常務執行役員らが出席、安全祈願などを行った。
エンジン工場は東武東上線東武竹沢駅の東約一キロ、関越自動車道嵐山小川ICから約七キロ。敷地面積は約一五・七ヘクタールで、建築面積は約五万九千平方 メートル。投資額は約二百五十億円。生産能力は年間約二十万基を見込んでおり、国内外へ供給する。従業員数は五百人を予定。
同時に、ホンダの関連会社ホンダトレーディング(東京都千代田区)も稼働、エンジン鋳造用のアルミ合金の溶解を進めるという。
起工式で、山本常務執行役員は「夢や感動が与えられる先進工場にしたい」と話した。岡島副知事は「ホンダが立地してよかったと満足してもらえるよう最大限 の努力をする」とあいさつ。笠原町長も「世界のホンダが寄居と小川に本当にやって来るんだと安堵(あんど)している」と述べた。
新エンジン工場は、二〇〇九年稼働予定で、環境性能に優れたエンジンの生産体制を整える。また、エンジンの供給先となる寄居新工場は二〇一〇年の稼働を予定している。