2008年3月24日月曜日

のらぼう菜で地産地消 嵐山町

 2008年3月21日(金) Web埼玉を抜粋編集

 比企地域の農産物「のらぼう菜」を通じた地産地消交流会が行われた。のらぼう菜の歴史的な背景や調理方法などを紹介しながら生産者と飲食店、流通関係者などが認識度を高め合った。ふるさと野菜産地推進協議会と県東松山農林振興センターの主催。

 のらぼう菜とはアブラナ科の野菜。江戸時代から栽培されており、古文書がときがわ町大野地区の農家から見つかっている。天明・天保の飢饉(ききん)を救った野菜ともいわれている。

 同センターとJA埼玉中央では由来のあるのらぼう菜を比企の特産品にしようと栽培の拡大に取り組んでおり、昨年度から本格的に市場に出荷している。比企郡市の生産農家は三十六軒で、生産面積は計二ヘクタールという。

のらぼう菜にはほうれん草の二倍以上のビタミンCが含まれており、アクが少ないので直接炒められ、癖もないので子どもたちでも抵抗無く食べられる。